<フィギュアスケート>夏も人気 満員続くアイスショー 現役トップが目白押し(毎日新聞)

 華麗なジャンプと舞、きらびやかな衣装。バンクーバー五輪女子銀メダルの浅田真央(19)=中京大=や、男子銅メダルの高橋大輔(24)=関大大学院=ら一流選手の演技を間近に見られる「アイスショー」が人気だ。4〜5月が最盛期で夏場にも開催される。かつては現役を引退したショースケーターの舞台だったが、今や現役選手の出演は当たり前。アイスショーの世界ってどうなっているの?【芳賀竜也】

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 5月初めに横浜市で行われた「プリンスアイスワールド」。高橋は華麗な演技の後、観客の目前まで近づいて笑顔で手を振り、大きな声援を浴びた。5日間の公演では荒川静香さん(28)や本田武史さん(29)らかつての名選手に加え、バンクーバー五輪出場の浅田、高橋、鈴木明子(25)=邦和スポーツランド、小塚崇彦(21)=トヨタ自動車=らも出演した。

 フィギュア選手が競技以外で演技を披露するアイスショーは北米が盛ん。代表格の「スターズ・オン・アイス」は1984年サラエボ五輪男子金メダリスト、スコット・ハミルトン氏が提唱して86年に始まった。日本公演も2007年から毎年開かれ、4月9、10、11日の「スターズ・オン・アイス」東京公演は、代々木第1体育館の約1万席がほぼ満席に。

 ほかに7、8月にも六つのショーが予定されている。

 日本では、78年に始まった「プリンスアイスワールド」(主催・プリンスホテル)が草分けだ。現役選手が出演するようになったのは、10年余り前から。日本スケート連盟が98年12月に競技者資格規定を改正。選手の商業活動を禁止するアマチュア規定を廃止し、連盟が承認するショーであれば、出演して報酬を受け取っても構わないことになった。

 アイスワールドを主催するプリンスホテルのマーケティング推進部、飯田広文担当部長は「今でこそ大勢のお客さんが来るが、昔は全日本選手権ですら満席にならなかった。観客でいっぱいになるウチのショーで、勝負度胸をつけてもらう狙いもある」と語る。

 国際スケート連盟でも同様の規定がある。ショー出演を認めたのは、五輪などで名声を得た選手がすぐ現役を退き、ショーの世界に流出するのを防ぐため、といわれる。バンクーバー五輪を制した韓国の金妍児(キムヨナ)(19)は現役を続けるかどうか表明していないが、4月中旬には地元ソウルでアイスショーに出演。母親が代表取締役を務めるマネジメント会社を設立し、今後はショーも開催するという。

 日本連盟によると、この1年に連盟が「後援」の形で認めたのは計10公演。久田順子事務局長は「内容などを審査して後援の可否を決めている」と話す。出演料の取り分は原則として選手側8割、連盟2割。その額は「契約があり、公表できない」(プリンスホテル)が、海外のメダリストらは高騰するようだ。

 既に競技はシーズンオフになり、「アイスショーを楽しんでいる」と浅田。競技の重圧から解放され、伸び伸びと滑るトップスケーターの演技がアイスショーの魅力だ。

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 14日午後0時55分ごろ、東京都狛江市の市立中学校の校舎脇で、中学1年の女子生徒(12)が頭から血を流して倒れているのを担任の男性教諭が見つけ119番した。生徒は病院に運ばれたが、頭の骨を折って重体。警視庁調布署は生徒が2棟の校舎をつなぐ渡り廊下から飛び降り、約9メートル下の地面に落ちたとみている。同市教委によると、教室の机の中に遺書のようなメモがあり、同署は転落との関連を捜査している。

 同署によると、二つの校舎の3階をつなぐ渡り廊下の手すり(高さ約1メートル)に乗り越えたような跡があった。生徒は4時限目が終わる同0時40分ごろまで授業を受けていたが、給食の準備中に姿が見えなくなり、担任らが捜していた。【喜浦遊、松本惇】

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